日光チャレンジロードレース第3戦

レイス上位入賞車両は保管される。
手前のオレンジ色のグース350
(フューエルタンクはガンマの物)
が今回の優勝車。

日光のレイスは、初戦が雪でキャンセルという波乱含みのスタートであった。
去年の最終戦以来まるでサーキットを走っていないので、感を取り戻すのと身体を慣らすために日光サーキットに練習に行った。そのときの感触はけっこう良いもので、簡単に47秒台に入れた。しかも、もう少しで46秒台に入れそうな勢いと、出だし好調。かと思われたのだが、先月の実質的な第1戦ではなんと48秒台半ばでしか走れなかったのだ。これにはいろんな理由が考えられるけれども、重大な要因としては、車体のセッティングを3ヶ所も一度に変更したためと想像できる。
グース純正のハンドルバーは、グリップの角度が極めて悪く、僕の好きなマグラのハンドルを探していたのだが、41mm径のは以前はカタログに載っていたのに全然見つからない。アメリカで探してもらっても見たが、やはし見つからない。ドイツ製なのだから、ドイツで探せば良いのだろう。しかしショップもマグラ本社も連絡先が不明。しかたないので、太郎ちゃんが装着しているのと同じ、ハンドル角度が変えられるやつにした。それを装着するさいに、フロントフォークの突き出しを15mm増やし、ハンドルバーの装着位置も50mmくらい下げた。更に、リアショックのイニシャルを1段上げるという念の入れ方。
  優勝したオレンジグース
の古跡くん夫妻(左側の2人)
回から新たに加わった
ターミネイタークラスの出場
待機。このコースでは、結構
面白そうだ。
3位の吉田くん。
レイスクイーンと2ショット
で嬉しそうだ。
真ん中がNSRX350
(NSRの車体にSRX250
のエンジンをTT350状態に
改造して搭載)の工藤くん。
これで望んだ第2戦だった。結果は、前記の通りいままでの1秒落ちというさんざんなことに。低速コーナーは明らかに良くなってはいた。しかし、それ以上に、得意なはずの高速コーナーが駄目になってしまったのだ。ここままではイカン。そこで、一度セッティングを元に戻すことにした。但し、全て元に戻してしまっては、今年最初の練習走行のときの結果でしかなくなる。
だから、フロントフォークの突き出しだけ増やしたままにして、ハンドルは純正には戻さないが取り付け位置を純正と同じにし(これでも、グリップの角度はずいぶん純正とは異なる)、更にリアのイニシャルも元に戻した。
さて、朝一番の練習走行では、すぐに47秒台に入り良い感触である。その勢いで予選。結果、初めての46秒台。これは嬉しい。しかし、他の常連達も去年の決勝と同じタイムを予選で出している。まあ、これならば決勝で少しは面白いレイスになるだろうとふんでいた。
決勝はといえば、またしても上位から下位まで比較的バラけた走行で、かなりの周回の間前方に2位争いの2台が見えていて、巧くすれば3位くらいにはなれそうな勢いだったのに、スタートで出遅れたNSRX350の工藤健治くんが追い上げてきている。バックストレイトで後ろを確認しながら走るが、少しずつ少しずつ近づいてくるじゃないか。これが気になったのか、前の2台がペイスアップしたのか3位と離れてしまった。しかもあと2周のところで工藤くんにも抜かれてしまい、5位でチェッカーを受けた。順位はいつもと変わらない結果だったが、決勝中にたったの0.006秒とはいえ45秒台に入ったので、僕としては極めて満足。
1位は直接のライバルだったはずのオレンジ色のグース350に乗る古跡哲也くん。なんと彼は決勝中に44.878秒を叩き出している。今回はいつものダントツに速い中野くんが欠場とはいえ、これは素晴らしい結果である。2位はNC30を駆る鎌田雅行さん。3位は僕のカミさんの愛車CBR250Rで出場の我らが吉田選手。6位はCBR250RRに乗る亀田和俊さん。僕は平均ラップをあと0.5秒詰められれば2位争い(中野くんが出てくると3位争いになってしまうが)が出来そうで、なんだかやっと前が見えてきた感じである。
ストリートファイター4STクラスの表彰。
我らが吉田選手は3位に入った。

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