2000.10.10 |
タイムトンネルに出場のために筑波サーキットへ行く。 |
朝4時半に集合して、タローちゃんとその仲間たち2人の合計4人で、借り物のハイエースで出発。 |
今回も僕はヴィンテイジクラスにヴェロセットMOVで、タローちゃんはスーパーカブC100で富士浅間クラスに其々出走するのだ。また今回は、昨年、茂木の7時間耐久レイス(略称、もて耐)に出場したときのエイスライダーを努めてくれた佐賀選手が、アクティビティからバルモビルでエントリィ。そして、いつもの日光のレイスで活躍している黒河選手も、新たに手に入れたブリヂストンのレイサーでウルトラライトクラスに出場する。 |
これまた楽しみである。 |
この日はあいにくのウェットコンディション。筑波に来ていた皆が体育の日をハッピィマンデイだかで、10日からずらしてしまったことを呪っていた。 |
何事も無く、受け付けと車検を済ませた頃には、一番最初のクラスの練習走行が始まった。僕はEクラスの練習枠なので、少し後である。このクラスは遅い少ないクラスをまとめてあるようで、佐賀くんやタローちゃんも一緒の練習時間だった。感触は悪くない。走っているヴィンテイジクラスの中にも、ウェットだとまるっきり駄目な僕よりも更に遅い人がいっぱいいるではないか。これなら少しは楽しいレイスになるかもと、ややほくそ笑んで、昼寝モードに突入。 |
目が覚めると、既にレイスは半分くらいも終わっていた。 |
少し観戦しながら目を醒まし、自分のレイスの準備をする。そろそろエンジンを暖めねば、と思っていたらすぐにレイス前チェックの時間であった。僕は着替えなくてはならないので、ピットクルーにエンジンの暖気をお願いした。そのままウェイティングエリアに。 |
時間が押しているのとウェットコンディションのせいで本来は8周のレイスが2周減の6周になり、スタートも押しかけではなくクラッチスタートに変更された。 |
マシンを押してコースインし、グリッドに並び選手紹介。 |
1周のウォームアップラップの後、エンジンをかけたまま再度グリッドに付き、日の丸の旗が振りおろされてレイス開始。スタートして2速に入れる前には既に10台以上が先行していた。因みに僕のスターティンググリッドは最前列の左から3番目。これは予選のタイム順ではない。けっこうエンジンの調子も良く(まあ、ウェットなので、僕も含めて皆のタイムはそう速くない)、気持ち良く走っていたのだが、3周目のバックストレイトで急に吹き上がらなくなった。スロットルを戻すと、止まらないで回っている。そのままホウムストレイトを走りぬけて、レイスを続行するも、まるで回転は上がらず、スピードは全然出ない。しかたが無いので、後続に道を譲りつつそのままスロウダウンしてピットイン。エンジン周りを見ても、別に何か起きている様子も見えないので、再スタートしたけれども、ピットロードでもエンジンが不調のまま。そのままリタイアとなった。残念至極。 |
原因は、未だ確認していないが、おそらくプラグが死んでしまったか、カーブレター(多分メインジェット)にゴミでも詰まったか、メインジェットが緩んだかと思われる。ゴミ説が最も有力ではあるが、後のお楽しみだ。 |
タローちゃんも調子良くCB92を追送していたのに、排気へのオイル(上がりか、下がりか?)がひどくなって、やはしリタイア。今年はサンザンな結果である。 |
面白かったのは、佐賀選手のバルモビル。トライアムフ(1911年製とはいえ500cc)を向こうにまわしてホールショット。最初の1周はぶっちぎりで帰ってきた。 |
今年は2周のレイスなので、上手くすればトップでゴールするかもしれないと、応援の皆はピットで大盛り上がり。最終コーナーから現れた佐賀選手の後から猛然とトライアムフが追いかけてくるも、あと数メートル及ばず見事にバルモビルの総合トップ。これほど皆を沸かせてくれたレイスは久しく無かった。 |
ああ、来年はリタイアしないように頑張りたい。せめて練習走行で症状が出ててくれればとも思うが後の祭である。旧車で、しかも普段動かしてないからこんなことも起きるのだ。まあ、しかたない。 |