遠くの仲間に自分の意思を知らせる方法と言えば、大昔は狼煙や太鼓だったろう。現在の若者ならば携帯電話にPHS、そしてポケットベルと言うかもしれない。 しかし、それらは全て電池で駆動しているので何かが起った場合、電池が無くなるとタダノ荷物になってしまう。まあ、本当に遭難した場合を想定するのは兎も角として、キャムプや釣りに持って行くときに邪魔にならず、メインテナンスフリィな道具が望ましいと思うのも僕だけではあるまい。 いちいち火を熾すのは大変だし、周りにも気を遣わねばならないが、お互いが見えず声も聞こえない処にいるときには煙が有効だ。また、木やフライパンを叩く音もけっこう遠くまで届くに違いないが、これまた少々五月蝿いかもしれない。 で、相手が見える位置にいるときにしか有効ではないけれども、どんな遠くでも信号が届くのが光である。夜には懐中電灯や焚き火、煙草の火でさえもかなり遠くから見える。 |
Copyright(C) Kaeru Nakayama All rights reserved. |